環境統合デザイン論>環境統合システムとは
これまでも、自然エネルギー活用のための、部材単位での開発は行われてきています。しかし、通風や冷熱源といった自然エネルギーを利用して、居住者の快適性を満足させ、十分な「涼しさ」として感じられる効果を提供するには、部材単体だけでの実現は困難です。そしてさらに、「デザイン性」が大きく影響し、ユーザーからの支持を得るに至っていない場合が多くあります。
「環境統合システム」では、そういった、部材単一では達成しきれなかった「快適性」や、機能を統合することで表現できる「意匠性」を洗練させることで、ユーザーの支持を得られるシステムを追求します。
また、微気候を積極的に活かすために環境形成に重きを置く「環境統合デザイン論」では、ひとつひとつのプロジェクトは単独で成り立つものではなく、その周辺地域の環境との関係を重視します。
ユーザーの豊かなライフスタイルの実現に寄与し、そうしたライフスタイルの連鎖を通して、真に、豊かさと快適さを兼ね備えた低炭素社会が実現することを目指します。