環境統合デザイン論
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環境統合システムとは
>排熱・断熱兼用システム
排熱・断熱兼用システムは、日射を多く受ける屋根面の断熱性能を高めながらも、室内の排熱を促進するシステムです。屋根面には二重の通気層を設け、断熱性能を高めています。また、越屋根に設置されたパッシブウィンドウ(バランス式排熱窓)と通気層・吹き抜けとつなげ、排熱ルートを設けることで排熱を促進します。室内で発生した熱は、その浮力によって上部へと移動し、パッシブウィンドウから排気され、室内に縦方向の上昇気流を生み出すことができます。この気流によって床下からの冷気を引っ張り上げ、各室内にいきわたらせるように工夫されています。
開発者:株式会社チームネット
開発協力:東海大学 高橋達 准教授
【特許出願中】
床下ダンパー
通気スリット
吹き抜け
越屋根
パッシブウィンドウ
オイレスエコ株式会社
パッシブウィンドウは、通常開いていますが、外部からの風圧を受けたときだけ閉まる機能を持った開口部です。パッシブウィンドウは、越屋根の最上部につけられ、外からの風を流入させず、つねに排気のみを促す働きをします。
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