夏には夏の暮らし、冬には冬の暮らし
季節に応じて、自然と共に暮らす「暮らし方」をお伝えします

エアコンに頼らない夏の暮らしの基本

わたしたちの住まいのまわりには、気温以上に温度の高いものがたくさんあります。直射日光を入れないのはもちろんのこと、表面温度の高いものを遠ざけることが重要です。

では、気温以上に温度の高いものはどんなものがあるでしょうか?

車のボンネット、隣の家の壁、道路など、夏の暑い日に実際触ってみると、驚くほど温まっています。こうした表面温度の高いものに囲まれていることが本当の暑さの原因なのです。

「暑さを遠ざける」には窓の外に日陰領域を作ることが重要です。

すだれをベランダが日陰になるようにたらすだけでも、体感的にはずいぶん違うはずです。ただし、すだれは日射を受けて表面温度が高くなります。そこで、登場するのが植物です。

植物で作る緑のカーテンは蒸散作用のため表面温度を低く保つことができるのです。

表面温度の高いものの影響

 

家のまわりには、暑いところばかりでなく、日陰で冷たい空気がたまっているところや、樹木がつくりだす涼しい空気で、表面温度が低く保たれているところもあります。

こうした場所に面した窓からはエアコン以上に快適な涼風を取り込むことも可能です。

涼しさを取り込む

 

 

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