6月の全国の観測史上最高気温を記録した6月24日の緑風の家についてブログを掲載しています。
「日本一暑い熊谷でクーラーなしで26℃の住まいを実現」
樹木の配置により外環境を整えた上で、住戸内に水平方向と垂直方向の風の道をつくり、外環境と室内環境とのつながりをデザインしています。
樹木を囲むように配置することで、外からの熱の侵入を和らげるとともに、緑がつくりだす涼しい空気を「天然の空調装置」として室内に取り込みます。
2-1:水平方向の風の通り道
庭に面した1階と2階の4か所の窓には、防犯通風格子を設置。良好に整えた外環境を室内につなげる役割をします。施錠すれば夜間も安心して窓を開けられ、夜間の涼しい空気を室内に取り込みます。
2-2:垂直方向の風の通り道
1階の床下には井戸水を利用して室内空気と表面温度を冷却するシステムを取り入れています。また、北側の樹木がつくりだす涼しい空気を室内に取り込み、温まった空気が排熱されるように排気窓を設けています。
その他、十分な断熱性能を確保するとともに、通風のための建具の工夫、井戸水の利用など、様々な工夫をしています。
では実際どのような部材で緑風の家が構成されているのかを図解しました。
◎緑風の家の考え方(体感原理)については
こちらから→環境統合デザイン論
快適な室内空間と豊かな環境を共通の価値として関係が育まれ、人が集う空間が生まれます。
パッシブデザインコンペ 開く・繋がる・応答するかたち
技術・製品部門 佳作 受賞
作品名 「設備」「性能」「意匠」「環境」を統合するデザイン体系の構築 環境統合システム
主催 パッシブデザインコンペ実行委員会
熊谷 キラリ賞 受賞
-地域産業界で、独自の技術やアイデアを基に功績を残し、「熊谷」の名を高らしめた者に対する顕彰
主催:熊谷商工会議所
地域住宅計画賞
すまいづくり部門 奨励賞 受賞
作品名 「体感原理」に基づいた「緑風の家」
主催 地域住宅計画推進協議会
緑風の家に導入されているシステムの詳細については >>環境統合システムとは