学ぶ
たとえば、こんな場面を想像してみてください。
あなたは、緑に囲まれた森の中にいます。何を感じますか。葉のすれあう音、鳥のさえずり、いろんな音が聞こえますか。ゆらぐ風。すがすがしい森の香り。いろいろと感じますよね。その中で、大きく息を吸い込んでみてください。どんな感じがしますか。まちがいなく「気持ちがいい」と感じますよね。
場面を変えます。今度は会議室にいます。何を感じますか。窓の外にはびっしりとビルが立ち並んでいます。どの窓もしっかりと閉められていて、外の音も風も入ってきません。エアコンが作動していて、室温は適温に設定されています。その中で、大きく息を吸い込んでみてください。どんな感じですか。当然「気持ちよくない」ですよね。
この違いは何によるものなのでしょうか。
そもそも「気持ちよさ」は、何に起因するものなのでしょうか。
中学、高校入試にて多数出題されています。
3.11をきっかけに、エネルギー消費型ライフスタイルからの転換が叫ばれています。
甲斐徹郎氏は、「環境」や「エコ」が話題になる前から、「緑のカーテン」をいち早く取り入れるなど、緑や自然エネルギーを活用した省エネ・省CO2の住まいづくりを提唱してきました。改涼アカデミーでは、甲斐氏自身が体感し、実践してきた、クーラーなしでクーラーより快適な「涼しさづくりのノウハウ」を連載します。
ぜひ、みなさんの暮らしの中に取り入れてみてください。