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緑風の家は、平成21年度 住宅・建築関連先導技術開発助成事業 による助成を受け、「環境統合システム」が導入された埼玉県熊谷市にあるモデルハウスです。
緑風の家
緑風の家緑風の家
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導入された3つのサブシステム
緑風の家では、横断的に体感を高めるサブシステムの開発を行いました。

日射遮蔽・冷気導入兼用システム【A】は水平方向、排熱・断熱兼用システム【B】は垂直方向の部材の統合を行うものです。水平統合【A】と垂直統合【B】の組み合わせは、環境統合の考え方において、ベースとなるサブシステムです。

井水放射冷却・予冷システム【C】は、地域ポテンシャル(地熱・井水)と設備部材の統合を行い、熱的な快適性をさらに高めるために、水平統合と垂直統合を補完するシステムとして利用されます。

こうした環境統合システムにより、下記のような快適な熱環境と豊かな景観形成が実現しました。



導入成果
サブ
サブ
【A】日射遮蔽・冷気導入兼用システム
【B】排熱・断熱兼用システム
【C】井水放射冷却・予冷システム

システムの稼動状況を変え、室温の変化を比較したものが、上の図になります。2009年8月に計測した結果では、三つのシステムを組み合わせて使うことで、最高室温を26℃以下に抑えられていることが分かります。実測期間中3つのシステムを稼働させた場合、真夏でも8割の時間を快適域に抑えることが可能となります。
※実測期間:2009年8月1日〜31日。外気温:比較した3日間の平均値。
計測協力:東海大学高橋研究室
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